形態論 morphology


語の文法的変化を研究する文法論の領域。

頭の中に蓄えられている語彙論的な語は、実際に文の中で使われるとき、文法論的な語として質的な転換をなす。それは、連辞関係(syntagm)を結ぶ他の語との関係を示して、文中における役割(文法的機能・職能)をはっきりさせるためである。その語形変化のあり方を研究するのが、形態論である。語形変化の中には、無変化も含まれる。品詞論で、活用の有無が分類基準となるのは、形態論的観点からである。なお、中国語のように形態変化をほとんどない言語では、語順などが文法的機能を示す手段となる。

金子の授業では、形態論と統語論の関係は、次のように説明している。

形態論と統語論と語


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