琉球方言 Ryukyu dialect

日本語の方言の一つ。明治半ばまでは日本語であると認められていなかった。現代では、本土方言と対立して、日本語を二分する方言と捉えられている。

3母音の体系であるとか、八重山方言に残存するp音が、ハ行音の古い歴史を伝えるものではないか(新しくp音になったとする説が有力)など、日本語研究の中でも注目されてきた言語である。その言葉を、琉球「方言」と呼ぶか、琉球「語」と呼ぶかなど、社会言語学的問題も提供している。琉球語と呼ぶ場合、日本語とは姉妹関係にある言語sister languageと認めることになる。


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