文字を使って実際に書く行為。書かれたものécritureに対しても言う。文字が体系systemであり、ラングに属するものだとすれば、表記はパロールに属する。
表記された結果、平面上に実現された形を「字形」と呼ぶ。木偏の縦画の最後を、止めるか撥ねるかという違いは、「字形」の差であり、同じ字のバリエーションとして捉える見方である。